診断士試験

【中小企業診断士】1次試験財務・会計科目最短攻略法【財務・会計】

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財務・会計を制するものは、診断士試験を制する

中小企業診断士試験において、財務・会計は超重要科目となります。

1次試験はもちろん、2次試験でも事例4でガッツリ問われますし、なんなら資格取得後も絶対に避けて通ることができない知識です。

一方で、非常に範囲が広いことや、暗記だけでは対応できないことから、苦手とする受験生が多い科目でもあります。

逆にこの科目への苦手意識を払拭できれば、それは試験において相当なアドバンテージとなりえます。

それこそが「財務・会計を制するものは、診断士試験を制する」と言われるゆえんです。

この記事では、中小企業診断士試験財務・会計科目の超効率的な学習法についてお伝えしていきます。

基本事項の徹底的な反復学習がカギ

この科目で、得点を安定させるために必要なことはとてもシンプルです。
それは「基本事項をしっかりと理解したうえで、定着するまで何度も繰り返し学習すること」

中小企業診断士試験においては、会計士試験や税理士試験で問われるようなマニアックな問題は少ないとはいえ、数年に一度しか出題されないような些末な論点も少なからず出題されます。

思い切って、そのような論点は放置しましょう。
そして、出題頻度の高い基本事項をしっかりと理解して、何度も何度も繰り返してください。

それだけで、財務・会計は軽く6割を超えることができるようになります。
「基本を繰り返す?そんなの当たり前じゃん」と思いませんでした?

そうです。当たり前なんです。

でもその基本を徹底できない人がいかに多いことか・・・
「これも解けない、あれも理解していない」と広く手を出しまくった結果、全てが中途半端な理解となり自信喪失したまま本試験に臨む。こんな人が受験生の8割を占めています。

逆に言うと、「基本を理解した。ベーシックな問題なら解ける」と自信をもって試験に挑むことができれば上位2割に入れるんです。

じゃあ理解すべき基本事項ってなんなの?

基本事項とはズバリ頻出問題です。これも当たり前ですね。

ちなみに出題範囲はこのようになっています。

出典:中小企業診断協会HP(https://www.j-smeca.jp/attach/test/r05/r05_1ji_annai.pdf)

テキストや問題集もおおむねこの順番で記載されています。
あまり学習効率を考えずに着手してしまうと、最初から順番にやろうとして途中で力尽きちゃうんですよね。(3)原価計算あたりで心が折れてしまう人が多いです。

後述しますが、出題頻度でいうとテキストの前半はほとんど出題されないんですよね。中盤から後半の管理会計・ファイナンスの分野の出題確率が圧倒的に高い
前半で心折れている場合じゃないんです。

分野別出題確率

これは過去6年分(平成29年~令和4年度)の出題傾向を解析し、ヒートマップにしたものです。

見て頂くとわかるとおり、前半の会計や簿記の分野においては繰り返し出題される問題は少ない一方、中盤以降の財務分析から後半のファイナンスまでは頻出問題が集中しています。

ちょっと意外じゃないですか?

「財務・会計」という以上は財務(ファイナンス)も会計(アカウンティング)もどちらも問われるんだろうなとは分かってはいましたが、なんだかんだ会計のウエイトが高いんだろうなと考えていました。
でも出題傾向を解析してみると圧倒的に財務(ファイナンス)のウエイトが高い。
これを見ると、「中小企業診断士の財務・会計科目対策として簿記2級を取得しよう」という主張がいかにナンセンスかわかると思います。
私はもともと簿記2級を持っていたので、なんだかんだ診断士の財務・会計は余裕だろうと高をくくっていたのですが、あまりアドバンテージにならないと気付き焦りました。

そもそも簿記検定とは範囲も趣旨も異なるんですよね。

出題される分野は決まっている

ヒートマップを見てわかるように出題傾向は偏っています。

これを出題確率ごとに整理したものがこの図です。

これを見れば何を重点的に学習すべきで、何を学習しなくていいか一目瞭然でしょう。

学習において最も優先すべきは、出題確率83%以上の6分野です。

出題確率83%以上

キャッシュフロー

財務分析

デリバティブ

設備投資計画

損益分岐点分析

効率的フロンティア

次いで出題確率67%以上である2分野

出題確率67%以上

加重平均資本コスト

MM理論

次いで出題確率50%以上である5分野

出題確率50%以上

のれん

ROE/ROA

標準原価計算

資金調達の形態

企業価値評価

を中心に学習を進めていきましょう。

これに加え、他分野との関連も考慮して独断と偏見でチョイスした分野(黄色で着色)をおさえておけば6割以上の問題はカバーできる計算となります。

黄色でマークした分野だけで、過去6年分計149問中89問をカバーしており、カバー率は約60%です。

全範囲網羅していないと不安ですか?

「6割の基本事項だけの理解で本当に安定的に合格点がとれるのかな」と不安になった方もいるかもしれません。

ここでは、具体的な得点のイメージをご説明していきます。
25問、1問4点の100点満点と仮定した場合、基本事項から出題されるのは、25問×60%の15問です。それらについては確実に理解しておくことで、正答率90%を目指していきます。
そうすると、基本事項においては、15問×4点×90%で、54点が期待値となります。

一方、基本事項以外からも40%、10問程度出題される可能性があります。
これについては捨て問としますが、基本問題を理解しておけば、選択肢を絞っていくことが可能です。
4択ですので適当に解いても25%の確率で正答できるのですが、選択肢を絞ることができれば、それ以上の正答率が期待できます。

ここでは控えめにみて3割程度正答できるとかんがえると、基本事項以外の論点の期待値は、10問×4点×30%で12点です。
基本事項の期待値と合わせると、66点

科目合格のラインが60点ですので、それを十分に上回る得点が期待できるわけです。

まとめ

いかがでしょうか。
財務・会計科目の範囲の広さに絶望していた方の光明となることができれば幸いです。

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ABOUT ME
幸島誠
幸島誠
化学品メーカーで22年間、経理・財務・経営企画を担当。製品別収支管理、資金繰り、金融機関対応など、製造業の現場で数字と向き合い続けてきました。 2025年4月に独立。現在は事業再生・経営改善を専門に、本当に困っている経営者と深く関わる支援を行っています。
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